IEは避けて通れない

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Jeffrey Zeldman氏が書いたIEに関するブログ記事「IE9 Preview」を読んでIEについて考えさせられた。

ウェブ制作者のほとんどがIEで苦労したことがあって「IEなんてなければいいのに」と思っている方も多いはず。アメリカでは、IE6の葬儀まで行われたほどだ。

そんな僕もIEを嫌う制作者の一人で、ウェブページを制作していて幾度となくIEがなくなれば

  • 制作がどんなに楽になるか
  • より最新の技術が使えるようになるのに

と、心から思ったことがある。

が、そんなことはどうだっていいユーザは多くいる。
ブラウザはコンピューターに入っているものを使う。ただそれだけ。ネットにつながって、ウェブページが見られればいい。
そんなユーザが多いわけだ。

現に60%以上のユーザがいまだにIEを使っていて、それが急激に減る傾向は見られない。

どう考えても少なくともこれから先、数年間はIEは避けて通れない。
WindowsがOS市場を牛耳っている限りこの状況は変わらないし、周りがどんなに騒いでもMicrosoftが変わらなければIEは変わらないわけだ。

Zeldman氏が言っている以下のことに僕も同意するが、IEの開発チームが、Microsoftがこういった声を聞き入れてくれるのだろうか?それを心から願うばかりだ。

IEが標準に準拠することが、IE特定の新しい機能を開発するよりも重要だ。

IEをパッチして修正するより、WebKitに移行した方がエンジニアリング・リソースの良い利用方法だ。

Zeldman氏のブログ原文へのリンク

About the author

Rriverのステッカーが貼られたMacBookの向こうにいる自分のMemojiの似顔絵

「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら

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