今年もあと数時間ということで、WordPressのバックアップをとってローカル環境へ反映させてみました。覚え書きもかねて手順と注意するべきところをまとめておきます。
ファイルのバックアップ
まずはファイルのバックアップから。
これはサーバにあるファイルをローカル環境にごっそりダウンロードで完了。
データベースのバックアップ・復元の手順
次にデータベースのバックアップですが、僕の場合ロリポップ!のレンタルサーバーを使っているので、phpMyAdminを使ってバックアップを行いました。WordPress Codexの日本語サイトにある手順をほぼ書いてある通りに実行すれば問題なく出来ました。1つだけ、ステップ8のところで保存ファイルの形式でzipが選ばれているのですがgzipとして保存したほうが復元が楽でした。
バックアップと復元のおおまかな流れは以下のとおりです:
- ライブ環境のphpMyAdminにログイン
- データをファイルにエクスポート
- ローカル環境のphpMyAdminにログイン
- エクスポートしたファイルをインポート
- データベースの項目修正
- wp-config.phpファイルの編集
細かい手順は以下のWordPress Codexウェブサイトをご参照ください:
※バックアップのステップ8のところだけ、以下を選択↓
データの編集
バックアップしたデータベースをローカル環境に復元してそのままだと、サイトや管理画面へのリンクがライブ版のものになっています。そこで、phpMyAdminを使ってデータベースの項目を編集してローカルのアドレスにします。
「wp_options」というテーブルを編集します↓
以下の2つの項目を編集します:
- siteurl (option_id: 2)
- home (option_id: 39)
wp-configファイルの編集
また、データベース名やデータベースへのログイン情報を記入するwp-config.phpも編集する必要があります。以下の行を必要に応じて編集します。
/** WordPress のデータベース名 */
define('DB_NAME', 'データベース名');
/** MySQL のユーザー名 */
define('DB_USER', 'ユーザ名');
/** MySQL のパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');
/** MySQL のホスト名 (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
define('DB_HOST', 'ローカルサーバ');
これでローカル環境でも、ライブ環境と同じようにサイトが動くようになるはずです。
可能性は低いと思いますが、いざという時のバックアップは定期的にとっておきたいですね。
2010年12月31日に公開され、2019年3月21日に更新された記事です。
About the author
「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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