iPhone Xは本当にスマホの未来なのか

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結局、iPhone X買っちゃいました。スティーブ・ジョブズの言葉に忠実にカバーやケースを着けずに使っています。若干、恐る恐るですけど。笑

当初、発売日に絶対に手に入れるぞ!と意気込んでいたんですが、予約開始日は旅行中で予約を試みたのが夜になってしまい、数週間後まで手に入らないのを見て意気消沈。その時は購入を諦めました。その後、レビューを見て「もしかして、まぁまぁか?」とか「やっぱり14万円は高いよなぁ」と、うだうだ迷っていたんですが結局買っちゃいました。

やっぱりAppleが描くスマホの未来を見てみたくなってしまったんですね。笑

「未来をその手に。」って、Appleが自信を持ってそこまで言うなら「見せてもらおうじゃぁありませんか、その未来を!」と。

ということで、iPhone Xはスマホの未来なのか?2週間ほど使ってみて思ったことをまとめてみます。

体験の中に消えるスマホ

iPhone Xのページ を見ると、こんなメッセージがでかでかと書かれています(強調は僕が入れたものです)。

私たちはずっと変わらないビジョンを持ち続けてきました。すべてがスクリーンのiPhoneを作ること。デバイスそのものが体験の中に消えてしまうほど夢中になれるiPhoneを作ること。あなたの指や声、さらには視線にも反応できるインテリジェントなiPhoneを作ることです。iPhone Xが、そのビジョンをすべて現実のものにします。iPhone Xへようこそ。ここから未来が始まります。

「デバイスそのものが体験の中に消えてしまう」

お、おぉ、なるほど。

iPhone Xを2週間ほど使ってみて、改めてこのメッセージに「なるほど〜」と納得しています。これ、けっこう体現できている気がするんですよ!

iPhone Xを手に取るとFace IDで勝手にロックが解除され、デバイス全体に広がるスクリーンにコンテンツが現れる(上スワイプ必要ですけど)。ボタンを押すという物理的な行為(感覚的にですけど)がなくなって、より自然な操作で日々の用事をすませコンテンツを消費する。美しい画面で気の利いた滑らかなアニメーションが、よりスムーズなUI体験を支えています。1日中バッテリーの心配をすることなく使えて、充電もQiパッドの上に置くだけ。

ロック解除、やっかいなUI操作、充電など、日々、スマホを使うなかで存在した多くのフリクションから解き放たれ、スマホの総合的なUXがより自然に日常に溶け込んでいく。もう、ほとんど身体の拡張となったその存在は、存在自体をアピールせずユーザにその存在を意識させなくなっている。

iPhone Xを使っていると、そんなふうに感じます。

そして、コンテンツの花開く未来が始まる

とにかくユーザをコンテンツに集中させてくれる。タスクに集中させてくれる。iPhone Xはそんなデバイスだと思います。

Appleにとって、そして、開発者にとって、さらにはユーザにとってもデバイスとプラットフォームの環境が整った。10年かけて初代iPhone開発当時に思い描いたビジョンがようやく現実となり、そして、「ここから未来が始まります」。

何もかもマーケティングの言葉通りなんですよね。この辺がAppleのすごいところでもあるんですけど。

それ自体の存在は限りなく背景に溶け込んだスマホで体験するコンテンツに、新しい可能性を感じます。ようやく真の意味でコンテンツの花開く時代が来たのだと思います。ユーザをコンテンツに集中させられる環境が整ったことで、アプリであれウェブサイトであれ、制作者はコンテンツの可能性を最大限に引き出せる、そして、そういったコンテンツが最適な環境でユーザに消費される、そんな時代がやってきたんだと。

アイディアとやる気、そして、共感を得られるセンスさえあれば、誰でもコンテンツを作って発進して共有してもらえる。そして、そういったコンテンツがシームレスに消費される環境がある。そんな時代です。改めて考えると、すごいことですよね。

iPhone Xが普通になってしまう恐ろしさ

ただ、その分、コンテンツ制作のハードルも上がります。

コンテンツにフォーカスが当たることで、良いコンテンツが引き立つ反面、まぁまぁなコンテンツでは勝負ができなくなる。これからのコンテンツは、作りが粗くても突出したアイディアがあるか、もしくは作り込まれたプロのクオリティがあるかのどちらかでないと許容されなくなります。受け入れられるものとそうでないものの明暗が、今よりさらにはっきり分かれてくる。そう感じます。

さらに、iPhone XのシームレスなUXがユーザの期待値のベースになることで、必然的にサービスやコンテンツへの期待値も上がります。今まで許容されていたものが、そのままでは脱落し始めてしまう。

制作側にとってはデザインやサービスをより良くできる楽しさもありますが、あらゆる面でのハードルが上がります。ツールを駆使して効率良くハイクオリティなコンテンツやデザインを作る能力が求められます。そして、サービスのUXを改善するために組織全体での取り組みが必須になり、デザイナーにはシームレスなサービスを実現するための、より深いコミュニケーション能力が求められます。

もう、頑張るしかないですよね。笑

いろいろ考えると途方に暮れてしまうんですけど、それでもワクワクせざるを得ない。そんな複雑な心持ちです。

さいごに

こういうガジェットとかサービスのUXって、日常の中で普通に使ってみて体験してみないとわからないことがたくさんあると思っています。ここがイイとかまぁまぁとか、細かいニュアンスって他の人のレビューをみたり、すこし触ってみたくらいではわからないんですよね。やっぱり、自らがっつり体験してみないとユーザの気持ちはわからない。

たとえば、

  • はじめは良いと思っていたが、しばらく使ってみたらそうでもなかった
  • はじめは気に入らなかったが、しばらく使ってみたら結構よかった

などなど。

日々触れてみてわかることって結構あるんですよね。

「ただ欲しかっただけでしょ?」と、言われると言葉に詰まって反論できませんけど。笑

それはさておき、今回iPhone Xを買ってAppleが描く未来とやらを少しでも感じることができて良かったと思っています。

ハードルは上がるばかりですけど、より良い体験を提供することでユーザに喜んでもらえることを思えば制作が楽しくなりますよね。きっと。笑

では、Enjoy designing for the users!

About the author

Rriverの竜(りょう)です。「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、東海岸のボストン近郊でウェブ制作を開始。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務。現在は組織のウェブ担当者として日英バイリンガルウェブサイトの運営に携わっています。より詳しくはこちら

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