ウェブ・ユーザビリティの権威、ヤコブ・ニールセン氏のAlertboxの記事「Horizontal Attention Leans Left」によると、ユーザはウェブページを見る際に、ページの左側により多く注意を払うとのこと。ページの左端から200〜500ピクセル近辺にある情報に最も時間を費やすそうです。
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このデータから3カラムの基本的なページレイアウトが有効だということが分かる。
- 左カラムにナビゲーション(0〜200px)
- 中央にメインコンテンツを設置(200〜700px)
- 右カラムにサブコンテンツを設置(700px〜)
ユーザが慣れ親しんだレイアウトが一番使いやすいということなのでしょう。こういったデータがあると説得力があるので、いつでも参照できるようにしておきたい。
また、すべてこうすれば良いというのではなく、ユーザの行動パターンを把握したうえで、時にはあえて外してみたりするのが有効だと思う。サイト内を回遊してもらう際に、すべて同じレイアウトでユーザを飽きさせてしまうのも問題だ。
2010年4月8日に公開された記事です。
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「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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