「Pinterest」がやたらと騒がれているので、企業での使い道について考えてみた

pinterest.com

2年ほど前のTwitter。昨年のFacebookに続き、誰もが「次のサービス」を探している昨今。ネットで見つけたお気に入り画像を集めて共有する「Pinterest」がやたらと騒がれています。Mashableでも「ステルスマーケティングか?」と思えるほどPinterestの記事を掲載しています。

アメリカからのトラフィックが67%という、この「Pinterest」。まだまだ日本でブレイクするかは分かりかねますが、ざっと使ってみたところ、単純に「あ、面白いかも!?」と思えたので、可能性はなきにしもあらずだと感じています。

では、いったいどんなサービスで、どんな可能性があって、企業ではどんな使い道があるのでしょうか?勉強ついでにまとめてみたいと思います。

長くなりそうなので、以下を2回に分けてまとめて行きます。

  1. Pinterestとは?
  2. Pinterestの基本データ
  3. 使い方の基本と使い道
  4. 企業Pinterestの例
  5. 企業はPinterestをどう使えるのか?

まずは「Pinterestとは?」と「Pinterestの基本データ」から。自分なりの見解とネットで集めたデータをまとめてみます。

Pinterestとは?

単純に言うと「ネットで見つけたお気に入り画像を集めて、カテゴリ分けして共有するサイト」でしょうか?サイト名の「Pin」+「Interest」にあるとおり、興味のあるもの(Interest)を画鋲でコルクボードにピンする(Pin)ことがベースにあるサービスです。

Pinterestに登録すると、すでにSNSで繋がっている友人や同じ興味を持っている人をフォローすると同時に、まず「Pin Board(コルクボードと言ったほうが分かりやすい?)」というカテゴリを作ります。たとえば、スクラップブックに例えてみると、「ファッション」「建築」「車」「製品」など、スクラップする内容を一冊ごとに分けるイメージでしょうか。そして、それら作った「Pin Board」に自分のお気に入りの画像をはり付けていきます。

一見、それってFacebookやTwitterでも出来るじゃん?と、思ってしまいますが、以下のようなちょっとした違いが、ユーザの体験に大きな差を生んでいるのだと思います。

違い その1:「他の人」が中心のコミュニケーション

FacebookやTwitterでは自分で画像をアップして共有できるのに対し、Pinterestではすでにネット上にある画像とビデオしか共有できません(Pinterestでは「ピンする」という)。FacebookやTwitterでは、自分が「中心」になって情報を発信・共有できるのに対し、Pinterestでは「中心」を「他の人」に置いて情報を共有するんですね。自分はあくまで情報のキュレーターなんですね。この辺は、最近よく見るようになったNaverの「まとめ」に近い感じでしょうか?

もちろん、自分のウェブサイトの画像をピンすることも可能ですが、それがこのサービスのキモではないと思います。企業では、そういう使い方がメインになりそうですが。。。

[更新]
画像のアップロード、できました!!が、やはり、Pinterestでは自分の画像をアップして共有することより、「他の人」が作ったものを共有することがユーザ体験の「中心」になっていると思います。

違い その2:「人」ではなく「興味」が主役のソーシャル・アクティビティ

たとえばFacebookでは、まず友達との繋がりあって、その友達と情報を共有して楽しみます。ところが、Pinterestでは「ピンボード(Pin Board)」という「興味」が先にあって、その興味を通して友達や「同じ興味を持つ知らない人」と、ゆるいコミュニケーションを楽しむのだと思います。「ゆるく繋がる」という意味では、「ソーシャル」の部分はFacebookよりもTwitterに近い感覚でしょうか?ただ、Twitterでは「Interest(興味)」のキモである「Pin Board」のようなものを中心に据えていません。

また、Pinterestでは、「人」ではなく「Pin Board」という人の「興味」をフォローします。これも、「人」をフォローするTwitterやFacebookとの大きな違いではないでしょうか?

Pinterestの基本データ

Pinterest.com on Alexa

Alexa.comでPinterest.comの統計を見ると、ここ半年のトラフィックの急上昇ぶりには目を見張るものがあります。PinterestのFacebookページのファン数は、現在893,920人 (2012/2/5 10:00)。doubleclick ad plannerでは、以下のような推測データも出しています:

ユニークビジター数 1,300万
年齢 25 – 34: 27%
35 – 44: 29%
45 – 54: 24%
性別 女性: 80%
教育 大学で教育を受けたことがある: 60%
年収 25,000 – 49,999: 37%
50,000 – 74,999: 33%

(データ: doubleclick ad planner 2011年12月のデータ)

Alexaでは67%がアメリカからのトラフィックだと推測していることを考えると、現状のメイン・ユーザ層はクラフト、ファッション、ショッピング好きのアメリカ人女性といったところでしょうか?この層をターゲットにしている企業は、今すぐにでもPinterestでの施策を始めたほうが良いかもしれませんね。

さて、今回はこの辺にして。。。次回はPinterestの基本的な使い方と企業での使い道をリサーチしてまとめてみたいと思います。※つづきの記事はこちら

About the author

「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら

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“「Pinterest」がやたらと騒がれているので、企業での使い道について考えてみた” への1件のコメント

  1. […] 前回の記事「Pinterestがやたらと騒がれているので、企業での使い道について考えてみた」に引き続き、話題のPinterestについてのまとめ第2弾です。 […]

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