最近コマンドラインで作業をすることが増えてきたので、うちのMacBookでzsh の設定を見直しました。備忘録としてメモっておきます。
目次
- 各種バージョン情報
- 使っているシェルの確認
- Homebrewでzshをインストール
- プラグインやテーマを管理するzplugをインストール
- zplugの起動とプラグインやテーマのインストール
- インストールしたプラグイン
各種バージョン情報
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014) 古くなってきたなぁ…
- macOS High Sierra 10.13.1
- iTerm2 Build 3.1.5.beta.2
- Homebrew 1.3.8
使っているシェルの確認
現在使っているシェルは以下のコマンドで確認できます。
$ echo $SHELL
あと、どのシェルがインストールされてるか以下のコマンドで確認できます。
$ cat /etc/shells
Homebrewでzshをインストール
管理が楽なのでHomebrewでインストールしました。
$ brew install zsh
vimなどで/etc/shells
に/usr/local/bin/zsh
を追加します。
$ cat /etc/shells
/bin/bash
/bin/csh
/bin/ksh
/bin/sh
/bin/tcsh
/bin/zsh
/usr/local/bin/zsh
※ sudoを使わないと/etc/shells
は編集できませんでした。
zshをデフォルトシェルに設定
以下のコマンドでzshをデフォルトのログインシェルに設定します。
$ chsh -s /usr/local/bin/zsh
Macのログインシェルの確認や変更については、この辺り を参考にさせていただきました。
.zshrcに設定を書き込む
zshのインストール後、とりあえず、少し凝った zshrc あたりを参考に.zshrc
に設定を書き込みました。zshのインストールや.zshrc
の記述については「とりあえずZshを使えば良いんだろう? 」もわかりやすくとても参考になりました。
プラグインやテーマを管理するzplugをインストール
ついでにzplug というzshのプラグインやテーマを管理するツールをインストールしました。zshのプラグイン管理はAntigen とかoh-my-zsh あたりが有名らしいんですけど、情報を漁っていたらどうやらzplugがいいぞとのことでzplugにしてみました。
$ brew install zplug
zplugの起動とプラグインやテーマのインストール
.zshrc
に以下を書き込む。
# zplug settings
export ZPLUG_HOME=/usr/local/opt/zplug
source $ZPLUG_HOME/init.zsh
# plugins
zplug "plugins/git", from:oh-my-zsh
zplug "zsh-users/zsh-autosuggestions"
zplug "mafredri/zsh-async", from:github
zplug "sindresorhus/pure", use:pure.zsh, from:github, as:theme
zplug "zsh-users/zsh-syntax-highlighting"
# Install plugins if there are plugins that have not been installed
if ! zplug check --verbose; then
printf "Install? [y/N]: "
if read -q; then
echo; zplug install
fi
fi
# Then, source plugins and add commands to $PATH
zplug load --verbose
以下のコマンドで.zshrc
を読み込み直すとzplugが起動してプラグインやテーマがインストールされます。
$ source .zshrc
※これだとシェルを起動するたびに以下のように情報が表示されます。この表示がいらない場合は.zshrc
に書き込んだzplug load
の--verbose
オプションを取ります。
[zplug] Loaded from cache (/usr/local/opt/zplug/cache)
Load "/usr/local/opt/zplug/repos/zsh-users/zsh-autosuggestions/zsh-autosuggestions.plugin.zsh" (zsh-users/zsh-autosuggestions)
Load "/usr/local/opt/zplug/repos/zsh-users/zsh-syntax-highlighting/zsh-syntax-highlighting.plugin.zsh" (zsh-users/zsh-syntax-highlighting)
Load "/usr/local/opt/zplug/repos/mafredri/zsh-async/async.plugin.zsh" (mafredri/zsh-async)
Load "/usr/local/opt/zplug/repos/robbyrussell/oh-my-zsh/lib/git.zsh" (plugins/git)
Load "/usr/local/opt/zplug/repos/robbyrussell/oh-my-zsh/plugins/git/git.plugin.zsh" (plugins/git)
Load "/usr/local/opt/zplug/repos/sindresorhus/pure/pure.zsh" (sindresorhus/pure)
[zplug] Run compinit
インストールしたプラグイン
プラグインはawesome-zsh-plugins あたりを参考にインストールしました。ちなみに、上で入れてるのは以下のプラグイン。
- mafredri/zsh-async (タスクを非同期で実行できるようにする)
- zsh-users/zsh-syntax-highlighting (コマンドをハイライトしてくれる)
- zsh-users/zsh-autosuggestions (履歴をベースにコマンドをサジェストしてくれる)
- plugins/git (gitのエイリアス 。oh-my-zshのプラグイン)
- sindresorhus/pure (かなりミニマルなテーマ。けっこう気に入ってます)
さいごに
ということで、zshとzplugのインストールと設定についてでした。
Enjoy zsh!
2017年12月6日に公開された記事です。
About the author
「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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