そろそろ自宅のMacBookにMicrosoft Edgeのテスト環境を作っておこうと思い、Microsoft Edge Dev(旧modern.IE) からVirtualBox用の仮装マシンをダウンロードしたんですが、なぜかフルスクリーン機能が使えなくて困りました。
同じように困っている方がいたら、以下の2点をチェックすると良いかもしれません。
- VirtualBox Guest Additionsをインストールする
- ビデオメモリーを18MB以上にする
マシン環境とインストールした仮装マシン
まずは、今回の問題に出くわしたマシン環境とインストールした仮装マシンの詳細です。
マシン環境
- MacBook Pro / OS X Yosemite 10.10.5
- VirtualBox 4.3.30 r101610
インストールした仮装マシン
Microsoft Edge Dev で、下の画像のように「Microsoft Edge on Win10」の「VirtualBox」版をダウンロードしました。そして、解凍してできた.ovaをダブルクリックして、出てきた設定画面でなにも変更せずに仮装マシンをVirtualBoxにインストールしました。
ファイル解凍の際にも注意が必要
ちなみに、約5GBのSingle File版をダウンロードして解凍したのですが、デフォルトの解凍ソフトではうまく解凍できませんでした。ZIPファイルを右クリックして「The Unarchiver」を使ったら.ovaファイルにうまく解凍されました。
フルスクリーン機能を使うための2つの注意点
VirtualBoxで「Switch to Fullscreen」にしてもWin10のスクリーンが自動的にリサイズされない場合は、以下の2点をチェックすると良さそうです。
1. VirtualBox Guest Additionsをインストールする
VirtualBox Guest Additionsのインストールには、仮装マシンを起動した際に出てくる「Device」メニューから「Insert Guest Additions CD Image…(Host+D)」を選びます。そうすると、仮想マシンのCDドライブに「VirtualBox Guest Additions」が出てくるので、そこから「VBoxWindowsAdditions.exe」を実行してGuest Additionsをインストールします。
2. ビデオメモリーを18MB以上にする
ダウンロードした.ovaファイルをダブルクリックして、設定を変えずに仮装マシンをインストールするとビデオメモリーが18MB未満に設定されています。以下のようにエラーメッセージが出ている状態なので、設定を18MB以上に変更する必要があります。
ビデオメモリーの変更方法
ビデオメモリーの変更は、以下の手順で行います。
1. 仮装マシンの電源をオフにした状態で「設定」ボタンをクリック
2. ディスプレー設定画面でビデオメモリーを変更
以下の設定が画面から「ディスプレー」を選択して「ビデオメモリー」を18MB以上にすると、さきほどのエラーメッセージが消えます。
これで次に仮装マシンを起動した際にはフルスクリーン機能が使えるはずです。
Edgeユーザはまだそれほど多くはないかもしれませんが、すぐに無視できない存在になるかもしれません。Google AnalyticsでEdgeがでてこない などの問題があったようですが「Edge」として表示されるようになったみたいです。
テスト頑張りましょ〜。
2015年8月31日に公開され、2016年1月30日に更新された記事です。
About the author
「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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