梅原デザインに惚れた!「デザイン」の理想ど真ん中

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いま自分のなかで話題の人はデザイナーの梅原真さんと建築家の寺尻誠さん。書き出してみて初めて気づきましたが「まこと」つながり。。。そんなことはどうでもよくて。。。今日はそのうちの一人、梅原さんについて。

僕が梅原さんを知ったのは、東京ミッドタウンのデザインスハブでやっていた「Re:SCOVER NIPPON DESIGN デザイナーが旅する日本」という展示でした。その時は「なんか、いかついおっちゃんだな〜」くらいにしか思っていなかった。でも、その後しばらくして見た2012年2月20日の「プロフェッショナル – 仕事の流儀」 で、彼が取り上げられているのを見て再び興味を持った。そして「ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景」という彼が書いた本を読んだ。

この本を読んでたらなんだかワクワクしてきて、「おまんのモノサシ持ちや!」という本も読んだ。そして、彼のやっていることに惚れました。ほぼ一目惚れ。こんなところで告白されてもきっと困るでしょうが、僕の考える「デザイン」の理想を、梅原さんはほぼそのまんまの形で実行している。そう思わせられた。

人と人をつなげるコミュニケーションのデザイン

まず第一に、梅原さんのデザインは「ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景」でも彼が言っているように、日本の一次産業をデザインの力で守って立て直すという使命のもとに行われている。そんな彼が”行う”デザインには、燃えたぎる情熱があり、泥臭い人間関係や幾重にも重なりあう複雑な人の気持ちが絡み合う。でも、それらを紐解き、整理し、本質をとらえ、いろいろな壁を乗り越え、問題を解決して、根っこの部分から人に納得のいく、人の心にストンと落ちてくるデザインを実践している。

僕がウェブサイトを制作していて常に思うのは、デザインは見てくれだけのものではないということ。人がいて、こころざしがあって、目的がある。それら一つ一つを吟味していくと、自然とデザインが形となり色となる。デザインの答えは一つだけではないが「人とこんなコミュニケーションが取りたい」という欲望が、自然と形になるのが「デザイン」だと思っている。そして、良いデザインとは「人」「こと」「目的」がバランスよく整理され、整備されていることが大前提だ。それぞれに関する諸問題を解決して真の「コミュニケーション」を成立させることこそが「成功するデザイン」だと思っている。

僕の勝手な解釈ですが、梅原さんは、そういったことを日本の社会を変えるくらいの壮大な規模で行っている。すごいとしか言いようがない。

そして、プロフェッショナルで見たり彼の言葉を読む限り、彼の人に対する真摯な姿勢がすばらしい。

「人」を中心に据えた心のこもったやさしいデザイン

コミュニケーションは人がいなくては生まれない。そして、伝わって初めて成り立つのがコミュニケーションだ。メッセージの発信者が意図することが、そのまま分かりやすく受信者に伝わっていること。それが真のコミュニケーション。デザインはそれを助ける手段であり最大の武器であると思う。しかし、それは「ツール」であり「武器」であって、決して中心にあってはならないと思っている。僕の考えでは、デザインは常にあとから着いてくるもの。だから、ウェブサイトを制作するときも、デザインは一番最後に行います。「人」の話を聞いて、聞いて、聞きまくって、本質がとらえられたときデザインは形になる。

そう考えると「デザイン」が成り立つには、「人」が一番大切だということは明瞭です。でも「お金」「エゴ」「しがらみ」などが邪魔したり、独りよがりになってしまったり、実は「人」が中心にないデザインのほうが世の中に蔓延している。ごく普通のことなんだけど「人」を中心に据えたデザインは、そんなに簡単ではない。「お金」「エゴ」「しがらみ」という手強い相手が絶えず邪魔をしてきますから。

そんな手強い相手を押しのけ、「人」を中心に据えられているのが梅原デザインだと僕は思います。だから「梅原デザインはまっすぐだ!」なのでしょう。前述した通り、梅原さんの人に対する真摯な姿勢には脱帽です。そこには純粋さを感じます。そして、その「純粋」なところに僕は惚れている、というか憧れているのかもしれません。今日の日本社会が忘れてしまった純粋さ。そして、「本音のコミュニケーション」がそこにはある。人と人との関わりを大切にする「気持ちのこもったデザイン」がそこにはある。そんなふうに思います。そして、そんな「デザイン」こそが、これからの日本社会を立て直す大切な武器になるのだと思っています。

さて、もう一度「ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景」と「おまんのモノサシ持ちや!」をもう一度読み直してみますか。。。

好き嫌いがはっきり出るような気もしますが絶対オススメです。デザインに携わる方には必読書なのでは?

About the author

Rriverの竜(りょう)です。「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、東海岸のボストン近郊でウェブ制作を開始。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務。現在は組織のウェブ担当者として日英バイリンガルウェブサイトの運営に携わっています。より詳しくはこちら

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