自然検索の結果ですでに1位、2位に表示されている自社企業名でのリスティング広告の出稿は意味があるのか?という問いに対して「自然検索(オーガニック)の結果に表示されるのにリスティング広告にお金を払う必要はない」というのはもっともな意見だと思う。
しかし、リスティング広告を運用していてたどり着いた僕の答えは「広告掲載時、非掲載時で比較して、売り上げ(コンバージョン)が増加するならば継続すればいい」というもの。
Search Engine Landに「出したほうが良い」という趣旨のすばらしい記事が掲載されていたので簡単にポイントをまとめてみた。(原文: PPC: Why You Need To Pay For Your Brand Terms)
- 検索アルゴリズムが変更して自然検索結果で出なくなったときの保証
- Googleが力を入れている「パーソナライズ検索」がより一般化した際の保証
- Omnitureの記事では「調査の結果、24%利益が増加」とある
- 70%のユーザが自然検索の結果をクリックする。広告を出していない場合、残りの30%で機会損失している
- 自然検索の結果の内容はコントロールできないのに対し、広告の内容はコントロール可能
たとえば、製品リコールのような緊急事態にメッセージを変更してリンクが確保できる - クロスセルに使ったり、新しいブランドメッセージのテストに使える
また、原文にはブランド名でリスティング広告を出向する際の、費用の抑え方などのチップスも載っています。本当にいい記事をありがとうございます。大変勉強になりました。
2010年3月11日に公開され、2010年9月22日に更新された記事です。
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「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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