Google AdwordsやYahoo!リスティング広告に広告を出稿する際の基本の流れをまとめてみました。たとえば他部署の人に「キーワード広告を出してみたいんですけど。。。」と聞かれたときに、ざっくり以下のような説明ができたら、その後の話もスムーズに進むのではないでしょうか?
キーワード(リスティング)広告を出稿する際は、以下の2つが重要だと思います。
- 「ユーザはなぜ検索をするのか?」を理解すること
- 準備の大きな流れをつかむこと
この2つを十分理解していれば、たとえば最初の段階で売れないダメなキーワードを選んでいたとしても、準備の途中で無理が生じていることに気づくと思います。
1. キーワードをリストアップ
自社製品やサービスを探す際にユーザが使うであろうキーワードをリストアップ。
2. 各キーワードの需要調査
月間検索数を調べて、そのキーワードで広告を出す価値があるのかを調べます。
3. 各キーワード検索におけるユーザの目的の想定
たいていの場合、ユーザは何かしらの問題を抱えていて、それを解決するために検索をしています。各キーワードで検索するユーザが
- なにを問題にしているか
- なにを解決しようとしているか
の仮説を立てます。
4. 広告テキストの作成
ステップ3で立てた仮説をもとに、ユーザの問題解決のヒントとなるメッセージを考えます。広告テキストの基本は以下の3つ。
- 具体的
- シンプル
- 誰のどんなメリットになるのかが伝わる
あと、広告テキストにキーワードが入っているとより良いと思います。
5. リンク先のページ作成
ステップ4で作った広告メッセージにあわせたリンクするページ(ランディングページ)を作成します。必須ではないですが、既存ページをランディングページにするよりも、広告メッセージに最適化したページを作ったほうが絶対に効果は上がります。
6. 効果測定の準備
タグを埋め込むなどして、結果の検証ができるように準備をします。どのキーワード、広告テキスト、ライディングページの組み合わせがうまくいっているのか、すぐに検証できるようにします。
まとめ
リスティング広告のシステムも日進月歩で進化していますが、「検索」という仕組み自体が変わらない限り上記のステップも普遍なのではないでしょうか?各ステップについては、今後このブログで少しづつまとめて行きたいと思います。
2010年12月21日に公開され、2011年7月23日に更新された記事です。
About the author
「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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