「Google Adwordsの掲載順位とクリック単価がどのように決定されるか」が分かりやすく説明されたビデオがあったのでご紹介。基本的なことですが、しっかり理解しておくことで、キャンペーンを改善する際にどこにリソースや頭を使うべきかを明確にできますね。
クリック単価はどうやって決るの?
基本的には自分の1つ下の順位の広告の入札価格が自分が支払うクリック単価になります。「オークション」なので、自分より下の広告主を負かすだけの値段が払えれば良いシステムです。具体的な計算方法は前提知識がないと分かりづらいので最後に説明します。
では、掲載順位は?
以下の計算で広告ランキングの高いものが上位に掲載されます:
広告ランキング = 入札価格 × クオリティスコア
「クオリティスコア」は以下の3つの要素で決まる:
- クリック率
- 広告の関連性
- ランディングページのクオリティ
ビデオでは実際の比率には触れていないのですが、出てくるパイチャートを見るかぎり、だいたい以下のとおり?
- クリック率 → 60%くらい?
- 関連性 → 30%くらい?
- ランディングページのクオリティ → 10%
ユーザのためになる良い広告のクオリティが高くなるシステムと言って間違いなさそうですよね。
クリック単価の決まり方
P1 = B2 × Q2 ÷ Q1
- P1 → クリック単価
- Q1 → 自分の広告のクオリティスコア
- B2 → 1つ下の順位の広告の入札価格
- Q2 → 1つ下の順位の広告のクオリティスコア
一瞬、なんじゃこりゃ?ですが、よ〜く見ると順を追って計算式を見れば結構シンプルです。この計算式のポイントは、クオリティスコアが高ければ高いほど:
- 掲載順位が上がる
- クリック単価が下がる
ところですね。
まとめ
Google Adwordsで広告を出す際のポイントはいかにクリック率を上げられるか?に尽きるのでしょうか?そして、クリックしてもらえる広告を作るには、各キーワードに込められたユーザの意向や心理をどれだけ理解できるか?が重要です。マーケティングってつくづく心理学だよなぁと思ってしまいますね。
最後に、ひとつだけ疑問。。。
クオリティスコアの付いていない新しい広告の場合はどうなるの?
こちらに関しては調査の必要がありそうです。
では、次回。
2011年1月26日に公開された記事です。
About the author
「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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