いまさらながら企業でのTwitterの活用方法について、自分なりの考えをまとめてみた。基本中の基本ですが、僕が考える「企業でTwitterを活用する3つ方法」は以下のとおり。
- 告知
- コミュニケーション
- サポート
そして、これはそのまま難易度の低い順になっている。
告知
イベント、最新情報、キャンペーン情報、割引情報などの告知。
「メールと変わらないじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、Twitterでの告知とメールでの告知はまったく違う。メールが無理矢理にでも受け取らされるPushなメディアであるのに対し、Twitterはフォローした人のTweetを好きな時に読むことができるPushとPullの中間的なメディア。ユーザにとって、お得な「つぶやき」であれば、個人の時間に割って入って来るメールよりも、ソフトに入ってくる情報として効果が高いと考えます。ユニクロのTwitterやDellのTwitterが良い例
コミュニケーション
Twitterにおける企業とユーザのコミュニケーションには、3つの方法があると思う。1つ目は、自社のブランド、製品などに関してつぶやいているユーザと対話をする方法。既存ユーザまたは少しでもブランド認知のあるユーザに対して、よりエンゲージしてもらう環境を提供する。2つ目は、キャンペーンなどを行って自らコミュニケーションを醸成する方法。おやじギャグでコミュニケーションを醸成したカトキチのTwitterとかが良い例でしょうか。3つ目は、ユーザからフィードバックを集めて「意見箱」として使うコミュニケーション。ソフトバンクの孫さんがやっているのが理想的(ちょっと特別で良い例ではないかも。。。)
サポート
セールス/サポート・チャネルの1つとして利用する。質問に対して答えたり、簡単な製品の使い方などのサポートを行う。Twitterを使った本格的なサポートは、やっているところは意外にない?Dellでやっているかと思ったらサポートに特化したものは見つけられなかった。(サポートはやっぱりチャットとかのほうがいいのだろうか。。。)
社員全員がTwitterを利用して上記3つを縦横無尽に組み合わせて行えたら理想的ですが、さすがにそれは難しい。いま話題のZapposがそれに近いことをやっているような気はしますが、あそこまでやれるのは、やっぱりアメリカならではだと思う。
2010年4月5日に公開され、2011年7月4日に更新された記事です。
About the author
「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら。
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