「日本のウェブ制作者がメインに使うブラウザ」のアンケート結果とFirefoxに移行すべき理由

先日、Twitterで「ウェブ制作者がメインで使っているブラウザ」についてアンケート をしたら、なんと!542名に回答いただきました。結果は以下の通りです。アンケートにご協力いただいた方々、本当にありがとうございました!!

日本のウェブ制作者がメインに使うブラウザ: Chrome 85%、Firefox 8%、Safari 5%、Others 2%

Chromeが85%って!

Chromeが多いのは予想はしてましたけど、ここまで圧倒的だとは思いませんでした。StatCounterの日本のデスクトップでのChromeのシェア(58.46%)と比べても、圧倒的に多いいですね。

ユーザシェアがトップのブラウザだし、開発ツールや拡張機能も充実してるからですかね?ウェブ制作者の方々が使っているブラウザなので、もう少し多様性に富んでいてもいいと思ったんですが、そうでもなかったですね。

ちなみに、StatCounterの2018年11月の日本でのデスクトップのブラウザシェア は以下のような割合になってます。

日本のデスクトップのブラウザ・マーケットシェア(StatCounter Global Stats) Chrome 58.46%、IE 14.78%、Firefox 9.66%、Safari 8.98%、Edge 6.44%

モバイルも含むすべてのプラットフォームの結果 は以下のようにになります。

日本のブラウザ・マーケットシェア(StatCounter Global Stats) Chrome 44.28%、Safari 32.54%、IE 9.49%、Firefox 6.31%、Edge 4.14%

モバイルでは、まだSafariが頑張ってますけど、それでもChromeすごいですね。

Firefoxを使いませんか?

僕がこのアンケートを行った理由は、実はFirefoxをもっと応援したいからです。そして、なぜFirefoxを応援したいのかというと、Chromeが圧倒的なシェアを誇っていて、オープンなウェブがだんだんGoogle帝国に制圧されている気がしてならないからです。Googleのやっていることすべてが悪いとは思いませんが、力を持ちすぎると意図に反して良からぬことも起きますよね。

たとえば、Googleの検索結果でのAMPページの特別扱いとか。検索エンジンの圧倒的なシェアを利用して独自の仕様をごり押しすることも実際行われているんですよね。「Don’t be evil」マントラは失われてしまったんですね。

だから、「せめてウェブ制作者くらいはFirefoxを使いませんか?」と、思うわけです。
ブラウザの、そして、大きくはウェブの多様性を保つためにも「Firefoxを死なせることだけは避けないといけない」と、思うわけです。

やっぱり多様性は大切

では、なぜ多様性が必要なのか?

MicrosoftがEdgeでのChromiumの採用を発表したことで、Googleが大きな影響力を持つChromiumでの実装がウェブを支配することが確実になりました(いまでもそうですけど)。歴史を見ても、いまの世界情勢を見てもわかると思うんですけど、力が集中してしまうとろくなことが起こりませんよね?

Googleがあえて悪意あることをやるというのも考えにくいですし(こんなニュース もありますが)、オープンソースソフトウェア開発の「オープン」という言葉を信じたいですけども。それでも、先ほど書いたAMP関連の動きなどを見ていると、やっぱり不安になります。力を持つと善悪の判断バランスが変わってしまうんですね。

Chromiumに致命的な脆弱性が発覚したら

ちょっと視点を変えた例を挙げてみます。
たとえばChromiumに致命的な脆弱性が発覚して、Chromiumベースのブラウザがしばらくの間は危険で使えなくなったとします。その時、代替として安心して使えるブラウザがなかったとしたら?ウェブというプラットフォームが止まってしまいます。

単純にFirefoxが良いから

余談になりますが、そもそも僕がFirefoxを使っている理由は、単純にFirefoxが良いと思うからからです。Web制作に必要なDevToolsもアドオンも充実してますし、Quantumになってサクサク動いてChromeを使っている時よりもMacBook Proのファンがブンブン言わなくなった気がします。あと、UIデザインもFirefoxの方が好きです。それから、Firefoxのプライバシーやセキュリティに対する考え方のほうが僕は共感を持てます。

ただ、この辺は個人の好みもあったりするので、ここではあえて触れませんでした。ここで訴えたかったメインのポイントはそこじゃない、というか。それ以上のもっと大きな問題だから、というか。

ということで、Firefoxの良いところは、これから少しずつ記事にしていこうと思います。

追記: 2018/12/28

いまならまだFirefoxがある

でも、いまならまだFirefoxがあります。

前述した例のような状況に陥らないためにも、Firefoxには頑張ってもらわなきゃならないんですよね。そして、Firefoxに頑張ってもらうためには、ウェブ制作者の方々にはFirefoxでも問題なく挙動するウェブサイトやアプリを作ってもらわなくてはならないんですよね。さらに、Firefoxでおかしな挙動を見つけたらバグをレポートするようになったら最高です(まずは自分がやれよという話ですけど)。

選択肢がある、そして、選択できるということは素晴らしいことです。また、健全な競争が素敵なイノベーションを促すと思います。でも、多様性がなければ、それは不可能です。

ということで、今日からFirefoxを使い始めませんか?みんなでウェブを守りましょう!

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About the author

「明日のウェブ制作に役立つアイディア」をテーマにこのブログを書いています。アメリカの大学を卒業後、ボストン近郊のウェブ制作会社に勤務。帰国後、東京のウェブ制作会社に勤務した後、ウェブ担当者として日英バイリンガルのサイト運営に携わる。詳しくはこちら

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“「日本のウェブ制作者がメインに使うブラウザ」のアンケート結果とFirefoxに移行すべき理由” への1件のコメント

  1. ケン より:

    中国で検索エンジン開発をgoogleが参加している。
    という事件からgoolge使うの気持ち悪くなりました。
    ブラウザ、検索エンジンなどできることからgoogle避けています。
    完全には避けれないですけどね。

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